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変動費を減らす

前記事1 原価計算を考える 前記事2  原単位から原価を計算する

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これまで固定費の削減や固定費の変動費化について述べてきました。次は変動費の削減となります。変動費による支出の特徴は、多種多様な部品や材料を、バラバラな必要時期に手に入れる必要があるものが多く含まれていることかと思います。このバラツキ具合は、組立型産業などではつよく、素材型産業では必要な材料等は若干絞られ弱くなるなど、業種によって違いはあります。しかしいずれにしても、固定費とくらべて購買手配が複雑になりやすいです。その為、一つ一つの手配に十分な価格検討やネゴが行われず、割高な部材を購入しがちになります。

納入はジャストインタイムが基本

一つ一つの部材の価格を気にしだすと、少しでも安く買うために多量にまとめ発注し一度に納入させることで購買単価をさげることが思いつきます。しかし、まとめて納入された部材を仮保管したり再仕分けをする手間が発生すると、多少の価格差はふっとんでしまいます。そこで、よほどの価格差がない限りはジャストインタイムで納入させることを心がけましょう。部品のジャストインタイム納入に必要な、自工場の日程計画に関するテクニックは次の関連記事に記載しています。

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購買部品のフォローのテクニック

購買部品は部材毎に一定期間(例えば1年間)の発注総量と必要タイミングを示すことで価格交渉がやりやすくなります。また、自工場の日程計画を発注先毎に納入フォローするテクニックは次の関連記事に記載しています。

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以上変動費の削減方法についてまとめました。