実験計画法
実験計画法は、評価データに影響を与える因子の最適条件を、少ない試験回数で合理的に判断する方法です。改善活動でよく使いそうな4因子2水準までの簡単なやり方を示します。(ここで示すのはL8直交表をつかったやり方です。専門家の解説では統計学の難しい話がでてきて、なかなか理解できませんので、統計学の話を飛ばして書いてみました。)
1.因子と評価データを設定する
評価データ・因子設定例
・因子(4因子まで)・・・A:固定の強弱、B:冷却有無、C:回転数早い遅い、D:熟練高低
*もっとも影響が少なそうなものをDに設定
・水準(2水準まで)・・・ 冷却有or冷却なし
・評価データ ・・・ 送り速度
2.実験を行う
添付図の例で示す組合せ条件で試験を行い、評価データを取得する。
3.計算を行う
解析ソフトを使えば、データを入れるだけで面倒な計算は不要です。(後ほど使用例を紹介したいと思います。)
4.計算結果から判断する
次の結果がでます。
1.各因子の評価データへの影響が有るのか無いかが数値で出る。(誤差の範囲か否か)。
2.試していない実験パターンも含めて最適なパターンが出る
以上
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