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5S(整理整頓…)は職場を効率的状態に戻す活動

2019年5月28日

①5Sってよく言われるけど

5Sって工場勤めの方はよく聞かれていると思います。もちろん整理・整頓・清掃・清潔・しつけのことなんですが、残念なことに意味を十分に理解してできている方は少数です。「とにかく、ひたすら綺麗にしとければよいでしょ~」って方が多いです。言葉の定義を見ても、それだけではピンとこないと思います。私もここ数年ようやく理解できるようになってきたとこです。そこで、5Sが何を意味しているのか、できるだけ簡単に書いてみたいと思います。

②整理とは捨てること

生産性向上は整理整頓(5S)からっとよく言われます。一番大事なのは「整理」:捨てちゃうことなんです。仕事場の真ん中にある今使わないものは仕事の邪魔をする厄介なものです。安いものなら捨てちゃいましょう!高価でまた使うかもっと思い切れないものは、邪魔にならないところに片づける。置きっぱなしはよくありません。生産性が悪化してしまいます。

③ 置き場所を識別しよう

整理整頓(5S)って、ひたすら見た目きれいに並べていませんか?本当はもっとも生産性の上がるベストポジションに戻す活動なのです。でもベストポジションは簡単には見つけられないですよね~ってことで、まずは物の置き場所をラベル等で識別することがおすすめです。そうすることで、最適な置き場所探索への第一歩が踏み出せます。

④使用頻度毎にベストポジションへ

近くの置き場所は限られています。使用頻度を考えて近くに置こう!

1等地.動かずに両手が使える範囲

2等地.動かずに片手届く範囲

3等地.数歩動けば届く範囲

4等地.それ以上

➄手元化

いろいろなものを作っている限り、一等地にすべてはおききれません。そこで手元化台車!作るものに応じて必要な工具セットを準備しましょう。安い工具は使いまわしをせずに専用に。準備の時間(コスト)がもったいないですよ。

⑥職場でスクワットしてませんか?

手元化台車の下の段から頻繁にしゃがんでとってませんか? 頻繁に立ったり座ったりしてません?! 基本は作業のしやすい姿勢(座ったままや立ったまま)を続ける方が楽で効率的。そうなるように置き場所を考えましょう。

⑦ 5Sが忙しくできない・・・それは5Sではない!

5Sとは最も生産効率が良い場所へ工具類を戻す活動です。もし忙しくてできないと感じているなら、5Sで工具類を戻す場所が生産効率が良い場所ではない!置き場所を見直しましょう。

⑧5Sのタイミングを決める

5Sは生産効率を上げるために、工具類をニュートラルポジションに戻す活動です。ですから一仕事のあと等の合理的なタイミングに実施するのがベスト。仕事の流れを考えずに、朝等の定時刻に行うのは合理的ではありません。

⑨床に直置きしない

容器やパレットに入れずに床に直置きすると、再び運びだすのに手間がかかります。直置きは減らしましょう。できれば、タイヤ付き容器やコンベアで運べたらベターです。(キーワード:運搬活性)